イベント終了
  「生涯学」がめざす新しい超高齢社会 
ーヒト・社会・文化をつなぐ人生100年時代の新しい「カタチ」ー
CONTENTS
開催日時2021年11月20日(土)14:00~15:30
オンライン開催(Zoomウェビナー)
会場名オンライン開催
会場の住所オンライン開催
参加費無料
定員200名程度 (先着)
 【多数のお申込みをいただきましたので、定員を大幅増員とさせていただきます】
主催文部科学省科学研究費助成事業
学術変革領域研究(A)「生涯学」総括班

▶学術変革領域研究(A)「生涯学」HPは こちら
共催金沢大学、京都大学
後援東京医科大学、日本オセアニア学会、日本家族社会学会、日本文化人類学会・近畿地区研究懇談会、日本認知心理学会
申し込み方法下記「申し込みURL」よりお申込みください。
※申込期限:2021年11月18日(木)17:00
 (ただし、申込多数の場合、期限前でもお断りする場合がありますので予めご了承ください。)
※参加者はパソコンなどの端末、ネット環境が必要です。
※お申込者以外の方は視聴できませんので、予めご了承ください。
※オンラインセミナー開催前日にZoomへの接続情報をご登録のアドレスに電子メールにてお送りします。 

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問い合わせ先京大オリジナル株式会社 コンサルティング事業部(岡田・植田・三田)
E-mail:event1@kyodai-original.co.jp
問い合わせ電話番号075-753-7766
申し込みURLこちらをクリック
チラシPDFこちらをクリック
イベント内容 
 65歳以上の高齢者の割合が総人口の28%を超えている ― そのような超高齢社会への対応は喫緊かつ重要な社会問題です。これまでは、人間の生涯は「成長から衰退へ」という単純な枠組みで捉えられてきましたが、人生100年時代の到来とともに、従来のような固定的な生涯観だけで人間の生涯を理解することは難しくなってきています。
 
 我が国の未来に貢献すべく始められた学際的研究プロジェクト「生涯学の創出:超高齢社会における発達・加齢観の刷新」では、従来の生涯観を刷新し、人間の生涯における変化を、社会との相互作用の中で多様な成長と変容を繰り返す生涯発達のプロセスとしてとらえ直すことを目的とした、新しい学際的研究領域である「生涯学」を創出し、研究を展開しています。
 
 シンポジウムでは、社会保障やスウェーデン福祉国家の研究で著名な宮本太郎中央大学教授をお迎えするとともに、プロジェクトから「心理学」、「社会学」、「文化人類学」を代表する研究者が登壇し、一般の方々にもわかりやすく、多様な視点から人間の「生涯」を再考しつつ論じます。
 
 今後の超高齢社会において、我々一人一人がどうすべきかのヒントを得る貴重な機会ですので、是非ご参加ください。


 ※本シンポジウムと発表される成果の一部は科学研究費助成事業の支援を受けて実施しています。
TIME TABLE
14:00-14:05 挨拶
 「生涯学」領域代表  月浦崇 京都大学人間・環境学研究科教授(認知神経科学)
14:05-14:20特別講演
 「人生の選択肢は増やせるのか? 生涯学への期待」

  宮本太郎 中央大学法学部教授、北海道大学名誉教授(社会政策・政治学)  
14:20-14:35講演(心理学)
 「認知機能からこころの健康に取り組む」

  松井三枝 金沢大学国際基幹教育院臨床認知科学教授(神経心理学、医療心理学、臨床心理学)
14:35-14:50講演(社会学)
 「『生涯観』はどう変わってきたか」

  筒井 淳也 立命館大学産業社会学部教授(医療人類学、生命倫理学)
14:50-15:05講演(人類学)
 「モノとともに生きる私たち」

  倉田誠 東京医科大学准教授(医療人類学)
15:05-15:30ディスカッション/質疑応答
 宮本太郎 中央大学法学部教授、北海道大学名誉教授(社会政策・政治学) 
 松井三枝 金沢大学国際基幹教育院臨床認知科学教授(神経心理学、医療心理学、臨床心理学)
 筒井淳也 立命館大学産業社会学部教授(家族社会学、計量社会学)
 倉田 誠 東京医科大学准教授(医療人類学、生命倫理学)
総合司会 金子守恵 京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科准教授
登壇者
宮本 太郎
中央大学法学部教授、北海道大学名誉教授
専門は社会政策・政治学。
1958年東京都生まれ。内閣府参与、総務省顧問など歴任、現在、社会保障審議会委員。単著に『貧困・介護・育児の政治 ベーシックアセットの福祉国家へ』(朝日選書)、『共生保障 「支え合い」の戦略』(岩波新書)、『生活保障 排除しない社会へ』(岩波新書)、『福祉国家という戦略 スウェーデンモデルの政治経済学』(法律文化社)、『福祉政治 日本の生活保障とデモクラシー』(有斐閣)など。
松井 三枝
金沢大学国際基幹教育院臨床認知科学教授
専門は神経心理学、医療心理学、臨床心理学。博士(医学)。
1988年富山医科薬科大学医学部精神神経医学講座助手、1995年米国ペンシルバニア大学医学部精神神経医学・脳-行動ラボ 文部省在外研究員、著書に『精神科臨床とリカバリー支援のための認知リハビリテーションー統合失調症を中心に』(編著、北大路書房、2020年)、『認知症に心理学ができることー医療とケアを向上させるために』(共著、誠信書房、2021年)、『病気のひとのこころー医療のなかでの心理学』(共著、誠信書房、2018年)など。現在、日本学術会議会員。
筒井 淳也
立命館大学産業社会学部教授
専門は家族社会学、計量社会学、女性労働研究、ワーク・ライフ・バランス研究。
1970年福岡県生まれ。一橋大学社会学部、同大学院社会学研究科、博士(社会学)。著書に『仕事と家族』(中公新書、2015年)、『社会を知るためには』(ちくまプリマー新書、2020年)、『社会学入門』(共著、有斐閣、2017年)など。内閣府第四次少子化社会対策大綱検討委員会・委員、京都市男女共同参画審議会・会長など。
倉田 誠
東京医科大学准教授
専門は、医療人類学、生命倫理学、障害学、オセアニア地域研究。
1976年三重県生まれ。広島大学教育学部、神戸大学大学院総合人間科学研究科。博士(学術)。著作に「類似性から知識の動態へ サモア社会の病気概念からみた多配列分類にもとづく社会分析の再検討」(『多配列思考の人類学 差異と類似を読み解く』(風響社、2016年))、「『障害』をめぐる共生のかたち サモア社会における障害支援NGOロト・タウマファイによる早期介入プログラムの事例から」(『交錯と共生の人類学オセアニアにおけるマイノリティと主流社会』(ナカニシヤ出版、2017年))など。