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  生涯学シンポジウム 「生涯学」を知る-生涯観の刷新に向けた学術知の還元-
CONTENTS
開催日時2024年11月24日(日)14時00分~15時30分  ハイブリッド開催
会場名 京都大学国際科学イノベーション棟5階 西館 シンポジウムホール
会場の住所〒606-8501
京都市左京区吉田本町 京都大学国際科学イノベーション棟
地図地図(GoogleMap)
参加費無料
定員会場参加:200名(先着順) / オンライン(Zoomウェビナー):200名
主催文部科学省科学研究費助成事業 学術変革領域研究(A)「生涯学」総括班
学術変革領域研究(A)「生涯学」HPはこちら
共催京都大学人間・環境学研究科 学術越境センター
申し込み方法下記「申し込みURL」よりお申込みください。
※申込期限:2024年11月20日(水)17時まで
 (ただし、申込多数の場合、期限前でもお断りする場合がありますので予めご了承ください。)

<会場参加を選択された方へ>
当日は 京都大学国際科学イノベーション棟 西館 5階 シンポジウムホール へお越しください。
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<オンライン参加を選択された方へ>
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※オンライン参加の方には開催前日までにZoomへの接続情報をメールでお知らせ致します。 
※GmailやYahoo!メールなどのフリーメールアドレスをご利用の方、フィルタリング機能を有効にしている方は、削除フォルダ、迷惑メールフォルダもご確認ください。
※携帯メールを使用され、 メール防止フィルターをご利用の場合は、@kyodai-original.co.jpのフィルター解除をお願いします。
問い合わせ先京大オリジナル株式会社 プロジェクトマネジメント部
E-mail:kensyu@kyodai-original.co.jp
問い合わせ電話番号075-753-7778
申し込みURLこちらをクリック
チラシPDFこちらをクリック
イベント内容2020年度からはじまった学際的研究プロジェクト「生涯学の創出:超高齢社会における発達・加齢観の刷新」は、
今年度で一区切りを迎えます。
このプロジェクトでは、従来の生涯観を刷新し、人間の生涯における変化を、社会との相互作用の中で多様な成長と変容を繰り返す生涯発達のプロセスとしてとらえ直すことを目的とした、新しい学際的研究領域である「生涯学」を創出することを目的として、心理学、社会学、人類学、教育学など多分野の研究者が一堂に会してさまざまな知見を集め、相互交流を行ってきました。
「生涯観」を刷新する上で、得られた知をさまざまな経路で社会に還元することは欠かせない活動です。
具体的には、行政や政治を通じた制度の変革を通じてより安心・安全な生涯を見通せるようにすること、民間団体やインターネット(たとえばスマホのアプリケーション)を通じて生活の見直しや改善につなげること、教育プログラムを通じた成果の還元などがあります。
そしてもちろん、書籍やシンポジウム等を通じて研究成果を知ってもらうことも重要な活動です。
なぜなら、私たちは私たちの生涯についてよくわかっていないことがたくさんあり、「生涯学」プロジェクトは学術研究を通じてそういった、まだよく知られていない知識を蓄積させてきたからです。
今回のシンポジウムでは、プロジェクトの中で生まれた多数の学術的知見の一部を社会に、そしてとりわけこれから「生涯」を作っていくであろう若い人たちに向けて還元します。知ることによって変わる生涯もあるでしょう。
「生涯学」プロジェクトの研究成果を知ってもらい、ネガティブなイメージで捉えられがちな高齢化社会に対する「別の見方」をぜひ知っていただければと思います。

※本シンポジウムと発表される成果の一部は科学研究費助成事業の支援を受けて実施しています。
TIME TABLE
14:00~14:05開会挨拶
月浦 崇 「生涯学」領域代表(京都大学 人間・環境学研究科 教授(認知神経科学))
14:05〜15:10講演
「生涯にわたる活動がもたらす健康」
滝口 雄太(金沢大学 国際基幹教育院・研究員)

「身体活動と脳の健康」
石原 暢(神戸大学 人間発達環境学研究科・准教授)

「幸せな生涯を送るには?──余暇・裁量・助け合い」
柴田 悠(京都大学 人間・環境学研究科・教授)

「月経の可視化・不可視化──月経から女性の生涯と社会を考える」
新本 万里子(広島市立大学 国際学部・客員研究員)

「『生涯学習』政策のこれまでとこれから」
石井山 竜平(東北大学 教育学研究科・准教授)
15:10~15:30ディスカッション/質疑応答
(会場、及びZoomからご質問を受け付けます)
総合司会朴 白順(「生涯学」A02生理心理班、弘前大学 保健学研究科・准教授)
登壇者
滝口 雄太
金沢大学 国際際基幹教育院・研究員

専門は心理学。東洋大学社会学研究科博士後期課程在学中。2020年より金沢大学国際基幹教育院研究員。現在では人間関係における信頼感や猜疑心のほか、余暇活動などの知的活動と認知や健康に関する研究を行っている。著書に『司法・犯罪心理学入門 捜査場面を踏まえた理論と実務』(福村出版、分担執筆)などがある。
石原 暢
神戸大学 人間発達環境学研究科・准教授

専門は健康・スポーツ科学、認知神経科学、脳健康科学。北海道大学理学部数学科、同大学教育学院教育学専攻博士後期課程終了。博士(教育学)。玉川大学脳科学研究所嘱託研究員、日本学術振興会特別研究員PD、北海道大学環境健康科学研究教育センター特任助教、神戸大学助教を経て2024年より現職。ライフスタイルと認知機能の関係について、認知神経科学的手法を用いて研究を進めている。
柴田 悠
京都大学 人間・環境学研究科・教授

専門は社会学。京都大学人間・環境学研究科博士後期課程修了。2012年より同志社大学准教授、2014年より立命館大学准教授、2016年より京都大学准教授、2023年より現職。社会政策がウェルビーイング(主観的幸福感など)や人間関係に対して与える因果効果について研究している。著書に『子育て支援が日本を救う』(社会政策学会賞受賞)、『子育て支援と経済成長』(朝日新書)などがある。
新本 万里子
広島市立大学 国際学部・客員研究員

専門は文化人類学。広島大学社会科学研究科博士課程後期修了。修了後、広島県内の複数の大学で非常勤講師を務めるほか、2018年10月から2022年3月まで広島大学アクセシビリティセンターにて障害のある学生の修学支援に携わり、
2022年4月より現職。文化人類学の立場から、月経のある身体と社会との関係をテーマに研究を行っている。共編著に『月経の人類学─女子生徒の「生理」と開発支援』(共編著/2022年6月)がある。
石井山 竜平
東北大学 教育学研究科・准教授

専門は社会教育学。広島県生まれ。九州大学教育学部助手、静岡大学教育学部講師、助教授を経て2005年より現職。日本の社会教育政策を対象にした研究とともに、東日本大震災後の東北に注目し、地域に根差した集団的な学習活動の調査・報告を続けている。編著に『東日本大震災と社会教育─3・11後の世界にむきあう学習を拓く』(国土社)。日本公民館学会副会長、日本社会教育学会理事。