PROGRAM
教養コース
京大経済学教室オンライン
コロナ後の世界経済を俯瞰する
2021.4.28(水) 〜 2021.6.18(金)
18:00〜19:30
- 日時
- 2021.4.28(水) 〜 2021.6.18(金)18:00〜19:30全4回
- 京大経済学教室オンライン
コロナ後の世界経済を俯瞰する
- 会場
- オンラインZoomによるライブ配信【見逃し配信あり】
- 受講料(税込)
- 1,500円/回、5,400円/一括クレジットカードのみ
- 定員
- 100名程度
- 申込期限
- 2021.8.17(火) オンラインセミナーの申込期限:各回、開催日の前日
どなたでも(専門的な内容が含まれるため高校生以上を推奨します)
- 講師:服部 崇
- 京都大学経済研究所 特定教授
専門:国際政治経済学、通商政策、国際関係論
- 講師:溝端 佐登史
- 京都大学経済研究所 教授
専門:比較経済体制論、ロシア東欧経済システム論、市場移行経済論
- 講師:劉 徳強
- 京都大学大学院経済学研究科 教授
専門:経済発展論、中国経済
- 講師:渡邊 純子
- 京都大学大学院経済学研究科 教授
専門:近現代日本経済史、経済史・経営史
◇第1回 4月28日(水)18:00-19:30
講師:服部 崇 京都大学経済研究所 特定教授
「ポスト・コロナの世界の通商枠組みについて」
米中対立に続き、コロナ危機によって世界経済およびそれを支える世界の通商枠組みは厳しい試練を受けた。ポスト・コロナの世界の通商枠組みの構築において日本はどのような役割を果たしうるのだろうか。本講義では、世界貿易機関(WTO)の改革や経済連携協定(EPA)/自由貿易協定(FTA)の推進などこれまでの日本の通商政策を振り返りつつ、ポスト・コロナの世界の通商枠組みに関して論じる。
◇第2回 5月18日(火)18:00-19:30
講師:溝端 佐登史 京都大学経済研究所 教授
「経済制裁とコロナ禍で揺れるロシアは変わるのか?」
ロシアは資源依存の性格を強めながら、ユーラシア圏、欧州を中心に世界への影響力を保持している。西側の経済制裁に加え新型コロナ感染症の打撃を受けて、世界的なイノベーション指向と地球環境問題への対応に迫られて、いかに社会経済の体質を変えることができるのかがロシアの生き残りに欠かせない課題になっている。本講義では、ロシアの経済社会システムの行方を検討し、今後の世界経済への影響を展望する。
◇第3回 5月28日(金)18:00-19:30
講師:劉 徳強 京都大学大学院経済学研究科 教授
「中国と中国から見た米国について」
中国は長年の高い経済成長を経て、今は世界第二の経済大国となったが、今後さらに成長すれば、米国を超えて世界一の経済大国になる可能性もある。一方、これまでに世界をリードしてきた米国の影響力が相対的に低下し、米中対立が激しさを見せることになった。本講義では、中国経済が急成長する背景と要因を検討し、米中対立の本質及び今後の世界経済への影響について議論する。
◇第4回 6月18日(金)
講師:渡邊 純子 京都大学大学院経済学研究科 教授
「コロナ禍のもとで日本経済はどのように変わるのか?
-歴史的パースペクティブからの考察-」
コロナ禍はこれまでの社会・経済のあり方に変容を迫る歴史上の大きな出来事と言える。自然界の厄災にとどまらず、失業や格差の拡大など社会・経済面でも深刻な影響を及ぼしている。また一方では、これを契機に新たなビジネス・モデルや労働市場の創出、産業構造の変化、生産性向上を目指す動きもある。本講演では、これまでの日本的経済システムをめぐる議論を紹介し、今後の方向性について、一人一人が考えていくための素材を提供したい。
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【主催】京大オリジナル株式会社
【共催】京都大学大学院経済学研究科 京都大学産官学連携本部