PROGRAM
専門コース(基礎/応用)
京大MBA 2023 短期集中講座「企業価値評価とファイナンス 」
財務モデルの作成と分析
2023.7.7(金) 〜 2023.11.2(木)
15:00〜17:00
- 日時
- 2023.7.7(金) 〜 2023.11.2(木)15:00〜17:00全7回+特別セッション
- 京大MBA 2023 短期集中講座「企業価値評価とファイナンス 」
財務モデルの作成と分析
- 会場
- オンライン※東京丸の内(京都アカデミアフォーラムin丸の内または、京都大学東京オフィス)、京都大学百周年時計台記念館 国際交流ホールⅠ
見逃し配信あり(対面実施は状況に応じてオンラインへの変更可能性あり) - 受講料(税込)
- 150,000円
- 定員
- 50名(定員に達し次第締め切ります)
- 申込期限
- 2023.6.14(水) 対面受講は定員に達した為、【オンライン受講】の申込受付となっております。
事業会社(財務・経理・戦略・企画部門等)の社員や役員、社外役員、金融機関の社員などで、ファイナンスと企業価値評価について、短期間で正しい知識を修得したい方。(下部、備考参照)
- 講師:砂川 伸幸(イサガワ ノブユキ)
- 京都大学経営管理大学院・経済学部 教授
証券会社勤務、神戸大学教授などを経て、2016年より京都大学経営管理大学院・経済学部教授。専門はファイナンスと企業経営。著書、学術論文多数。近著に『ゼミナール コーポレートファイナンス』(日本経済新聞出版)、「ESGと経営財務」(週刊経営財務連載)などがある。日本価値創造ERM学会評議員、日本証券アナリスト協会検定試験委員、上場企業の社外取締役、MBO等の第三者委員会委員などを務める。博士(経営学)
- 講師:木村 友二(キムラ ユウジ)
- 株式会社プルータス・コンサルティング シニア・マネジャー、東洋大学非常勤講師
研究機関、官公庁勤務、個人投資家、事業会社経営企画部にてM&A業務等に従事後、プルータス・コンサル ティングにて、国内外、様々な業界のベンチャー企業や上場企業に関するバリュエーションサービスその他各種 M&Aアドバイザリー業務に従事。 早稲田大学政治経済学部卒業。東京大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学。共訳書『新版 市場を創る―バザールからネット取引まで』
- 講師:香月 康伸(カツキ ヤスノブ)
- みずほ証券株式会社 サステナビリティ推進部 SDGsプライマリーアナリスト
1989年山一證券、1998年興銀証券(現みずほ証券)。
日本で初めての体系的なクレジット調査(社債市場)を立ち上げ。日経ヴェリタスのアナリストランキングでは、クレジット部門で14年間にわたり上位にランク。財投機関債市場の黎明期、道路四公団民営化、政策金融改革が議論された2002年、2003年、および2006年に1位。2016年より、サステナブルファイナンスの市場調査に従事。- 講師:三木 誠(ミキ マコト)
- 日本取引所グループ サステナビリティ推進本部 事務局長
2000年 東京証券取引所入社。
現在は、上場会社のESG情報開示のサポート、サステナブルファイナンス環境整備検討会事務局運営、国内外の投資家やESG関連団体への東京市場のPR等、東京市場のESG投資推進を担当。
国土交通省主催 気候関連情報開示における物理的リスク評価に関する懇談会 委員、金融庁等主催 気候変動リスク・機会の評価に向けたシナリオ・データ関係機関懇談会 メンバー、公益社団法人日本証券アナリスト協会 認定アナリスト- 講師:田茂井 豊晴(タモイ トヨハル)
- オムロン株式会社 執行役員 グローバル理財本部長
1991年 オムロン株式会社入社。
オムロンヘルスケア株式会社 理財部長、OMRON HEALTHCARE,INC.(U.S.A.)Vice President、オムロン株式会社 グローバル理財本部経理部長、同執行役員 グローバル理財本部長を経て現在に至る。
【本講座で得られること】
●ファイナンスと企業評価価値について正しい知識を修得し、実践力を身につける
● ある程度の知識をおもちの方は、知識の体系的な整理と実践力の強化
● 京都大学での研究や教育に関与しながら、実務フロンティアで活躍する講師陣によるセッションを通じて、科学的で実践に役立つヒントを得る
● 同じ目的をもつ方々との交流
● ESGやCSR、統合報告書に関する業務を行う方々、サステナビリティ関係の業務を行う方々に有益な情報
----- イギリスの教育専門誌「タイムズ・ハイヤー・エデュケーション(THE)」が発表する「THE 日本大学ランキング 2023」にて、卒業生の活躍がどれほど期待できるかを表した「教育成果」部門で第1位となった京都大学、その京都大学のMBAが提供する実践的なファイナンス講座です -----
【講座スケジュールと内容】
サステナブル成長と企業価値の向上、事業ポートフォリオの再構築とM&A、コーポレートガバナンス改革による資本利益率と資本コストを重視した価値創造経営、投資家とのエンゲージメント、ESGファクターを統合した経営とファイナンス。ファイナンスと企業価値評価の考え方は、これらすべてのテーマと密接に関係しています。グローバルスタンダードなファイナンスと財務的な企業価値評価(バリュエーション)の理論と考え方を解説し、欧米や日本のMBAで用いるケーススタディやエクセルによる財務モデル(モデリング)演習を通じて、バリュエーションと財務的意思決定について学びます。新しい潮流であり重要性が高まっているESG要素と財務指標の関係、今年度から有価証券報告書での開示が必要となった人的資本と財務指標の関係についても紹介します。
◇第1回 2023年7月7日(金)15:00-17:00[東京会場・オンライン併用] 終了後 懇親会(予定)
★セクション1「ファイナンスとバリュエーションの基礎」講師:砂川 伸幸
・開講とコース紹介
・バリュエーションの原則:財務的な企業価値とDCF法
・エクセル演習:サステナブル成長モデルと感度分析
★セクション2「財務的な価値創造の考え方」講師:砂川 伸幸
・財務的な価値創造の原則:ROICスプレッド
・日本企業の価値創造の動向と事例
・資本利益率と留意点(ROEとレバレッジ含む)
・キャッシュフロー分析
・事業ポートフォリオ分析
◇第2回 2023年7月14日(金)15:00-17:00[オンライン]
★セクション3「資本コスト」講師:砂川 伸幸
・リスクとリターン
・CAPMと株式資本コスト、負債コスト、WACC
・株式ポートフォリオと事業ポートフォリオ
★セクション4「資本コストの算出」講師:砂川 伸幸
・アンレバードベータとレバードベータ
・実践的なWACCの算出:事例と演習
*ホームワーク1
◇第3回 2023年7月20日(木)15:00-17:00[東京会場・オンライン併用]終了後 QAセッション
★セクション5「投資評価の理論」講師:砂川 伸幸
・DCF法による投資評価:NPVとIRR
・その他の投資評価指標
★セクション6「財務モデルと投資評価の演習」講師:砂川 伸幸
・財務モデルと投資評価:エクセル演習
*ホームワーク1解説
★QAセッション:17:00-19:00
受講者の方からの質問や理解しにくかったことにお答えします。補講のようなセッションです。
◇第4回 2023年7月28日(金)15:00-17:00[オンライン]
★セクション7「企業価値評価 ①」講師:砂川 伸幸
・企業価値評価のフレームワーク
・エンタープライズDCF法による企業価値評価
・ターミナルバリューとサステナブル成長率
★セクション8「企業価値評価 ②」講師:砂川 伸幸
・マルチプル法、DCFファクターとマルチプル
・競争優位とバリュエーション
・エクセル演習:財務モデルとバリュエーション
*ホームワーク2
◇第5回 2023年8月10日(木)15:00-17:00[東京会場・オンライン併用]
★セクション9「バリュエーションの実務」
講師:木村 友二(株式会社プルータス・コンサルティング FASマネージャー)
★セクション10「QAセッション(企業価値評価の実務に関するQA)」
講師:木村 友二(株式会社プルータス・コンサルティング FASマネージャー)
受講者の方から事前(当日も可)に質問をいただき、バリュエーションのプロフェッショナルがお答えします。
◇第6回 2023年8月18日(金)15:00-17:00[オンライン]
★セクション11「クロスボーダーの評価」講師:砂川 伸幸
・海外投資と海外企業のバリュエーション
・ケーススタディ
★セクション12「ベンチャー企業の評価」講師:砂川 伸幸
・ベンチャーの評価の注意点
・VCメソッド
・ケーススタディ
*ホームワーク2解説
*ホームワーク3
◇第7回 2023年8月25日(金)15:00-17:00[東京会場・オンライン併用]終了後 懇親会(予定)
★セクション13「資本政策と企業価値」講師:砂川 伸幸
・MMの無関連命題
・現実的な諸要因と条件付理論
・ペイアウトと株主価値
・演習:最適資本構成、自社株買い
★セクション14「ESGとファイナンス」
講演「サステナブルファイナンスの動向」(仮題)
講師:香月 康伸(みずほ証券 サステナビリティ推進部 SDGsプライマリーアナリスト)
*ホームワーク3解説
★修了式(修了証書授与)
◇特別セッション:2023年11月2日(木)15:00-17:00 [京都大学百周年時計台記念館 国際交流ホールⅠ]
講演1「上場企業のESGサステナビリティ経営の推進:JPXの取り組み」
講師:三木 誠(日本取引所グループ サステナビリティ推進本部 事務局長)
講演2「ESGサステなビリティ時代の財務の役割:オムロンの取り組み」
講師:田茂井 豊晴(オムロン株式会社 執行役員 グローバル理財本部長)
※実施内容に変更はありませんが、日程ごとのコンテンツ順序の変更および開催方法の変更(オンラインまたは東京会場・オンライン併用のいずれかになる)が発生する可能性があります。
お申し込みに際して、よくあるご質問をまとめました。詳細は備考をご覧ください。
【過去参加者の声(抜粋)】
《プログラム全体に対する感想》
・理論的な丁寧な解説と、それを踏まえた実務的な論点の解説が大変有意義でした。
・具体的なエクセル活用と、最先端のESG動向に配慮した講師の皆様のおかげで、より実践的なプログラムだと感動しました。
・基礎から応用、実務面に至るまで勉強できた。CAPMなど経営学で勉強してきたが、改めて基礎的な考え方を固めることができた。
・ファイナンスに関して体系的かつ演習により実践的でもあり、参考になった。
・単なる計算方法だけでなく、なぜそう考えるのかという点をよく理解できる講義でありがたかったです。
・企業価値評価とファイナンスの基礎を勉強できてとても有意義だった。企業価値評価や投資評価におけるポイント・視点を得ることができた。
・実際にエクセルを使った実践的なケーススタデイも使っていただいたのでよりよく理解することができました。
《今後の業務に生かせる気づき》
・事業投資先の評価基準がROICを正式導入したこともあり、この数年は、社内啓蒙活動を行ってきましたが、受講させていただいた講座で自分なりに腹落ちした理解ができたので、自分の言葉で説明ができました。
・IR部門にいるので投資家への説明ストーリーの構築に活用していきたい。
・WACCを社内の基準値に盛り込むこと、会社そのものの評価を、経営指標に入れる事など、多分に活かせそうです。
・講義については基礎から応用を順序立てて解説いただき、体系的なイメージを掴みながら知識を習得できるプログラムになっていると感じました。またExcelで手を動かす演習も多く、講義を聞いている際は気付かなかった躓き点なども演習で気付くことができ、より実務に活用できる知識になったと感じます。
・投資家と対峙する時の、論理的コミュニケーションをイメージできました。
・上場企業に属する者として、外部の目がどのように判断しているか、今後、どのように判断されようとしているのか知ることが出来た。
・投資家視点の基本が投資対象にかかわらず普遍的であり、また「人間力」の重要性も共通するなどの発見もありました。投資家対応業務に活かしていきたいと考えております。
・会社買収や売却等に携わる際に、基本となる考え方を理解しているのといないのでは全く見えてくる世界が異なりますので、まずはベースが出来たと考えています。
・度々、企業名を挙げて、先生が受講生に確認されてましたが、「あぁ、あの企業は進んでるんだなぁ」とその差を痛感しました。そういう企業から来た方の発言や考え方は参考になりました。講義、本、ケース、資料などを通じて、「ファイナンスに基づいて、論理的な判断を下す」という役割の重要性を知り、広大な世界の入り口に立ったと理解しています。
【過去参加企業(一例)】※社名は五十音
AGC株式会社
オムロン株式会社
関西電力株式会社
関西ペイント株式会社
株式会社コメダ
堺化学工業株式会社
サントリーホールディングス株式会社
塩野義製薬株式会社
芝浦機械株式会社
トランスコスモス株式会社
日東電工株式会社
日本たばこ産業株式会社
野村不動産ホールディングス株式会社
パナソニック株式会社
株式会社日立製作所
株式会社フェリシモ
フジッコ株式会社
古野電気株式会社
株式会社丸井グループ
三井住友海上火災保険株式会社
三菱ケミカル株式会社
三菱UFJリース株式会社
株式会社メタルワン
大和工業株式会社
ヤンマーホールディングス株式会社
株式会社ユーザベース
YKK AP株式会社
【共催】京都大学経営管理大学院(京大MBA)https://www.gsm.kyoto-u.ac.jp/、京大オリジナル株式会社
■対象について
知識を体系的に整理し、実践力を強化したい方。ESGやCSRに関する情報開示や統合報告書の作成、サステナビリティ委員会などの関連部門の方々。本講座のテーマや内容に関心のある方々。
■テキストと参考文献(受講料に含む)
・砂川伸幸 『コーポレートファイナンス入門(第2版)』日経文庫
・砂川伸幸・朝岡大輔・岡田紀子 『ゼミナール コーポレートファイナンス』日経文庫
・(株)プルータス・コンサルティング『企業価値評価の実務Q&A(第4版)』中央経済社
※ 講義資料とエクセル演習で用いるシートなどは適時配布します。
■場所
東京会場:京都アカデミアフォーラムin丸の内または京都大学東京オフィス
東京都千代田区丸の内1-5-1 新丸の内ビルディング10階
京都会場:京都大学時計台記念館国際交流ホールⅠ
京都市左京区吉田本町
※オンライン(Zoom)対面併用での実施
※見逃し配信あり
■準備物
演習用PC(エクセルが使えるもの)、Zoom受講が可能なウェブ環境
■ご注意ください
・Zoomの仕様や使い方に関するお問合せにはお答えいたしかねます。
・お客様の環境等が原因で発生した、視聴できないといったトラブルに関しては個別の対応や返金等はございません。予めご了承願います。
【よくあるご質問】
①受講にあたっての、前提条件、前提知識はありますか?
→特にございません。初学の方でもご参加いただけます。
②講座欠席さざるを得ない時は、動画のアーカイブなどで、Catch up できるのでしょうか?
→講座終了後、一定期間見逃し配信を行います。
そちらをご覧いただき、復習をいただくことも可能です。
③講座受講後の認定証の発行はあるのでしょうか、
→京都大学経営管理大学院発行の修了証を発行させていただきます。
【講座の開講・中止】
・締切日前であっても定員になり次第、お申し込みの受付けを締め切ります。
・受講者が一定数に達しない場合など、やむを得ず講座の開講を中止することがあります。その場合、お支払い済みの受講料はお返しいたします。
・講師の急病や事故、交通機関のストライキ、台風、大雪などによる著しい荒天、天災地変などのため、やむを得ず休講、または講座内容の一部を変更することがあります。講座内容を変更の上実施した場合、受講料の返金はいたしません。
・講師の病気など、事情により他の講師が代講することがあります。この場合、受講料の返金はいたしません。
・事前に判明した休講および補講の連絡は、受講生に直接、または講義にてご連絡します。突然の著しい荒天、天変地異、事故などによって、休講および補講が当日判明した場合は、メールにて直接お知らせします。
・急な休講で連絡がとれないためにおいでいただいた場合など、いかなる事由でも会場までの交通費、宿泊費などの受講料以外に関する損害は補償いたしません。
【解約・払い戻し】
〇お客様の都合により、受講ができなくなる場合
・お客様の都合により受講ができなくなる場合、受講料は原則としてお返しいたしません。
・受講キャンセルの場合、下記規定に基づきキャンセル料を頂戴いたします。
(1)開講日の7日前から前々日 受講料の30%
(2)開講日の前日から当日 受講料の 100%
〇開催側の都合により、受講ができなくなる場合
・最低開講人数に達せず講座が不成立の場合、講師や当社のやむを得ない事情、または公共交通機関のストライキ、台風、大雪等の著しい荒天、天災地変などにより講座を実施できなかった場合は、受講料の全額をお返しいたします。
・一部の講座が休講になり補講も実施できなかった場合は、当該休講分の受講料をお返しいたします。
【禁止事項】
本セミナーを含む本サービスの知的財産権等は、全て当社に帰属します。以下、禁止事項となります。
1.本サービスを不正の目的をもって利用する行為
2.本セミナーを全部又は一部を問わず第三者に提供する行為
3.本セミナーの録音、録画、撮影、その他複製行為
4.同時に二台以上の本デバイスで本サービスを利用する行為
5.他の受講者への迷惑行為やセミナーの進行・運営を妨げる行為
【動画等の取扱い】
セミナーの様子は、写真・ビデオ撮影を行わせていただきます。
また、撮影した写真・動画は、京大オリジナル(株)の広報手段、講演資料、マスメディア提供資料、書籍などに用いる場合があります。
個人が特定されないよう加工することをご希望の方は、期間中にお申し出ください。
YouTubeのライブ配信を行った場合、視聴者の皆さまの顔は映り込みませんが、YouTubeチャットの履歴が残ります。後日動画をアーカイブ配信する際にも、チャット履歴が残った形で配信しますので、予めご了承ください。
【問合せ先】
企業価値評価とファイナンス事務局(京大オリジナル株式会社)
E-mail: kensyu@kyodai-original.co.jp