PROGRAM

Professional

専門コース(基礎/応用)

Professional専門コース(基礎/応用)

サロンLHS2021

京都大学文理融合サロン【Life、Human、Society】

2021.5.28(金) 〜 2022.3.25(金)
18:00~20:00

情報・通信経済・経営医薬・生命
終了オンライン対面
日時
2021.5.28(金) 〜 2022.3.25(金)18:00~20:00全6回(5/28, 7/30, 9/24, 11/26, 1/28. 3/25)
サロンLHS2021

京都大学文理融合サロン【Life、Human、Society】

会場
オンライン/対面
京都大学キャンパス内
受講料(税込)
①サロンA会員 300,000円②サロンB会員 100,000円
定員
各会員20社
申込期限
2021.5.14(金)
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対象
講師
  • 講師:依田 高典
    京都大学 経済学研究科 教授

    1989年、京都大学経済学部卒、1995年、京都大学大学院経済学研究科博士課程修了。博士(経済学)。甲南大学講師・助教授(1995-2000年)、京都大学大学院経済学研究科助教授(2000-2007年)を経て、現在、京都大学大学院経済学研究科教授(2007年-現在)。その間、イリノイ大学(1997-1998年)、ケンブリッジ大学(2000-2001年、2005年)、カリフォルニア大学(2011-2012年)客員研究員を歴任。専門は応用経済学。情報通信経済学、行動経済学の研究を経て、現在はフィールド実験とビッグデータ経済学の融合に取り組む。日本学術振興会賞、日本行動経済学会ヤフー論文賞、日本応用経済学会学会賞、大川財団出版賞、ドコモモバイルサイエンス奨励賞等を受賞。人間の経済心理の限定合理性に着目する「行動経済学」が専門。実際の生活の中で仮説検証を行う「フィールド実験」を用いる。経済学と機械学習の融合研究にも励んでいる。

  • 講師:神谷 之康
    京都大学 情報学研究科 教授

    奈良県生まれ。東京大学教養学部卒業。カリフォルニア工科大学でPh.D.取得後、ハーバード大学、プリンストン大学、ATR脳情報研究所を経て、2015年から京都大学情報学研究科 教授。ATR脳情報研究所 客員室長を兼任。機械学習を用いて脳信号を解読する「ブレイン・デコーディング」法を開発し、ヒトの脳信号から視覚イメージや夢を解読することに初めて成功した。SCIENTIFIC AMERICAN誌「科学技術に貢献した50人」(2005)、朝日21関西スクエア賞(2009年)、 塚原仲晃賞(2013年)、日本学術振興会賞(2014年)、大阪科学賞(2015)等を受賞。2018年、ATRフェローの称号を授与される。サーペンタイン・ギャラリー(ロンドン)でのピエール・ユイグの展示 “UUmwelt”(2018年)のための映像を提供するなど、アーティストとのコラボレーションも進めている。

  • 講師:川上 浩司
    京都大学 医学研究科 教授

    医師、博士(医学)。筑波大(医)卒、米国食品医薬品局(FDA)にて臨床試験審査官、研究官を歴任後、東京大(医)客員助教授を経て、2006年に33歳で京都大学教授(医学研究科・社会健康医学系専攻)。2010年-2014年京都大学理事補(研究担当)。現在、学内では、総合生存学館教授、政策のための科学ユニット長、臨床研究者養成(MCR)コースディレクター、デジタルヘルス学産学共同講座研究責任者、学外では慶應大(医)客員教授等を兼務。公的・学会活動は、厚生労働省データヘルス・審査支払機関改革本部アドバイザリー、健康・医療・教育情報評価推進機構(HCEI)常務理事、日本臨床疫学会理事、日本薬剤疫学会理事、医療データベース協会理事、日本セルフケア推進協議会理事、地域包括ケア病棟協会参与など。

  • 講師:高野 久紀
    京都大学 経済学研究科 准教授

    2006年、東京大学大学院経済学研究科博士課程修了。博士(経済学)。アジア経済研究所研究員(2006-2013年)を経て、京都大学大学院経済学研究科准教授(2013-現在)。その間、ベトナム国家大学人文社会科学大学客員研究員(2003-2005年)、ハーバード大学客員研究員(2010-2012年)、イギリス財政研究所(2019-2020)。専門は開発経済学。データと経済理論を用いて途上国の開発政策について研究している。

  • 講師:加納 学
    京都大学 情報学研究科システム科学専攻 教授 クアドリティクス株式会社・共同創業者

    京都生まれ滋賀育ち。1992年に京都大学工学部化学工学科卒業、1994年に化学工学専攻修士課程修了の後、助手・助教授・准教授を経て、2012年から現職。1999年に博士(工学)を取得した後、米国オハイオ州立大学に客員研究者として滞在したことを除けば活動拠点はずっと京都。専門はプロセスシステム工学で、様々な製造プロセスを対象にデータ解析や制御技術の研究開発と実用化を進めてきた。そこで培った技術を医療や農業などの分野に応用展開している。2018年に京都大学発医療AIベンチャーであるクアドリティクス株式会社を共同創業。計測自動制御学会技術賞、化学工学会技術賞、電気通信普及財団賞等を受賞。

  • 講師:奥野恭史
    京都大学 医学研究科 教授

    1993年 京都大学薬学部卒業、同大学院薬学研究科にて博士(薬学)取得。
    同大学院医学研究科特定教授を経て2016年 京都大学大学院医学研究科ビッグデータ医科学分野教授、現在に至る。
    一般社団法人ライフインテリジェンスコンソーシアム 代表理事、理化学研究所計算科学研究センターHPC/AI駆動型医薬プラットフォーム 部門長を併任。
    専門は創薬計算科学、ビッグデータ医科学。


  • 講師:望月 敦史/大塚 淳/近藤 尚己

    第1回:『生命システムに対するモデルフリー理論ー細胞運命の操作と遺伝子制御の予測ー』
    望月 敦史(京都大学 ウイルス・再生医科学研究所 教授)

    第2回:『統計学を哲学するー統計はなぜ科学的根拠になるのかー』
    大塚 淳(京都大学 文学研究科哲学専修 准教授)

    第3回:
    『「社会」はいかにして”皮下にしみこむ”か? ―社会疫学からみる健康長寿達成戦略ー』
    近藤 尚己( 京都大学 医学研究科社会疫学分野 教授)

内容

【開催日時】
第1回 2021年5月28日(金)
第2回 2021年7月30日(金)
第3回 2021年9月24日(金)
第4回 2021年11月26日(金)
第5回 2022年1月28日(金)
第6回 2022年3月25日(金)

【参加費】
●A会員: 1企業3名まで参加可、パネリストしてディスカッションにも参加可、幹事または話題提供者の先生への個別相談会の実施
※各回1回1時間程度・合計3回まで実施可(各回2回目以降は別途実施費用が発生します。)
●B会員:1企業1名まで参加可、ディスカッションには参加せず視聴のみの参加

【特徴】
・一般向けの研究紹介ではなく、今現在、何を最先端で研究しているかを深く知ることができる機会
・なかなかアクセスできない、大学内部の議論、研究者同士の議論に触れられる機会

【実施概要】
▶2時間程度×年間6回のプログラム
▶各回、①講義(60分程度)、②サロン研究者のディスカッション(30分程度)、③質疑応答(30分程度)を実施
▶各回ごとにテーマを設定、テーマに関して話題提供する教員が登壇
▶各回終了後に懇親会を実施(予定)
▶サロンでは文理融合・学際性を尊重し、自分たちの研究アプローチを異分野の研究者に紹介しつつ、かつ、相互に理解してもらうことを念頭に分かりやすい説明を実施
※各回、京都大学の多様な分野の研究者(各回20~30名)がディスカッションに参加
※ディスカッション参加企業様からの問題提起や質問も可能
※新型コロナ・ウイルスの感染状況を睨み、当面はZOOM開催を想定
※リアルな開催(京都大学内での開催を想定)が可能になっても、遠方からの参加が可能なように、オンラインの視聴参加を可能な形で実施

【今後のスケジュール】
●第1回 2021/5/28(金)18:00~20:00
幹事:経済学研究科  依田 高典教授
話題提供:ウイルス・再生医科学研究所 望月 敦史教授
テーマ:生命システムに対するモデルフリー理論ー細胞運命の操作と遺伝子制御の予測ー
オンラインでの開催が決定しました(4/30更新)

●第2回 2021/7/30(金)18:00~20:00
幹事:情報学研究科  神谷 之康教授 
話題提供:文学研究科 哲学専修 大塚 淳准教授
テーマ:統計学を哲学するー統計はなぜ科学的根拠になるのかー
オンラインでの開催が決定しました(4/30更新)

●第3回 2021/9/24(金) 18:00~20:00
幹事:医学研究科 川上 浩司教授
話題提供:医学研究科社会疫学分野 近藤 尚己教授
テーマ:「社会」はいかにして”皮下にしみこむ”か? ―社会疫学からみる健康長寿達成戦略ー
オンラインでの開催が決定しました(8/2更新)

●第4回 2021/11/26(金) 18:00~20:00
幹事:経済学研究科 依田 高典教授
話題提供:経済学研究科 高野 久紀准教授
テーマ:SDGsとEBPM:統計モデルと経済モデルの応用
オンラインでの開催が決定しました(9/28更新)

●第5回 2022/01/28(金) 18:00~20:00
幹事:情報学研究科 神谷 之康教授
話題提供:情報学研究科 加納 学教授
テーマ:課題解決のための三種の神器:ドメイン知識・データ科学・システム科学
オンラインでの開催が決定しました(11/26更新)

●第6回 2022/03/25(金) 18:00~20:00
幹事:医学研究科 川上 浩司教授
話題提供:医学研究科 奥野 恭史教授
テーマ:AI・シミュレーションが拓く医療・創薬の未来
オンラインでの開催が決定しました(2/1更新)

【ご参考】2020サロンLHSの内容(第1回、第2回の話題提供)
●第1回 経済学研究科 依田 高典教授
『人間を動かすのはインセンティブかナッジか:融合する行動経済学・フィールド実験・機械学習』



●第2回 情報学研究科 神谷 之康教授
『ブレイン・デコーディング 脳から心を読む技術』


リーフレット
主催等

主催:京大オリジナル株式会社
共催:京都大学オープンイノベーション機構

備考

【幹事からのメッセージ】
◆依田 高典 教授
データサイエンス・人工知能研究は文系・理系の学問を問わず、共通のツールになっています。そうしたツールを生命(Life)・人間(Human)・社会(Society)の問題解決にあてる研究会を、京都大学の研究科の垣根を越えて、学際的に立ち上げることになりました。また、ビジネス・サイドにも広く門戸を開き、大学の知を還元していきたいと思います。ここから新しい大学の在り方が生れることを祈り、皆さまの活発的な参加を期待します。

◆神谷 之康 教授
大学では、運営業務でいろんな分野の先生と一緒に仕事する機会があるのですが、どんな研究をされているのか案外知りません。残念なことです。このたび、依田先生のお声がけにより、人工知能やデータサイエンスを切り口として分野を横断するサロンが立ち上がりました。研究対象は異なれど使っている数学や概念は重なるので、新しいアイデアにつながる「摩擦」が起こることを期待しています。「興味深いお話ありがとうございました」では終わらないプロボカティブな議論を楽しみたいです。

◆川上 浩司 教授
経済学研究科の依田教授のご主導で本研究会の幹事に加えさせていただき、感謝しております。学内において学問領域や部局の枠組みを越えてデータを活用した研究や活動について勉強や議論をする機会はほとんどなく、今回の取組は大変重要であると考えております。さらに、学外の研究者や産業界の方々等との交流によって、新しい学問の誕生や事業展開の可能性もあることは社会的な意義もあり、なにより刺激的なことであります。本研究会の発展を楽しみにしております。